イギリスで


「お子様お断り」 英国は子ども排除社会に?

「お子様お断り」 英国は子ども排除社会に?
仏パリのレストランで子どもをあやすウエーター(2013年7月29日撮影、資料写真)。(c)AFP/FRED DUFOUR
【記者:Kerry Potter】
 夫と私は最近、仏パリ(Paris)にあるピザレストランに7歳と5歳の子どもたちを連れて夕食に出掛けた。その日はエッフェル塔(Eiffel Tower)に登って風景を撮影し、気分は高揚していた。ところが、ある非常に不愉快な態度によって食事は台無しになってしまった。原因は子どもたちではなく、隣のテーブルにいた60歳くらいの怒りっぽい英国人女性だ。

 女性は最初、私たちを射るような視線でにらんでいるだけだったが、私たちのデザートが運ばれて来ると、向かい合っていた男性に大声でこう言った。「このレストランは、子どもが多すぎるのが唯一の難点ね」

 こうした意見を耳にするのはこれが初めてではない。つい最近では、12歳未満の子どもの入店禁止を掲げている英デボン(Devon)州ブリクサム(Brixham)にあるカフェのオーナーが、同店の利用を取りやめるよう呼び掛けた人々に反論する出来事があった。遠洋定期船をテーマにしたカフェ「チャート・ルーム(The Chart Room、「海図室」の意味)」を経営するオーナーは、「優雅でぜいたくなかつての蒸気船の旅を誰にも邪魔されずに」体験してもらうことが店のコンセプトだと主張した。

 時代の流れは、これまで長きにわたって幅を利かせてきた子ども中心の社会に背を向け始めているようだ。子どもや、その予測不能な態度に対して、世の中がますます不寛容になってきている印象を受ける。

 子どもの利用を全面的に禁止する方針は、憤慨した親たちがソーシャルメディアで抗議やバッシングをしたり、利用拒否を呼び掛けたりするなどの事態に発展しかねないが、一方では支持する人々も大勢いる。

 民間の旅行サイト「i-escape.com」によると、子どもがいない場所で休暇を過ごしたいという要望はこれまでになく高まっているという。その背景には、子どものいない人々と、子どもを預けてつかの間の静かな時間を送りたいと考える親の割合が増加してきていることがある。

 高速鉄道ユーロスター(Eurostar)にはすでに家族向けの車両が設けられているが、リチャード・ブランソン(Richard Branson)氏率いる英ヴァージン(Virgin)グループの航空会社も「キッズクラス」の導入を開始し、台湾の中華航空(China Airlines)やニュージーランド航空(Air New Zealand)は子どものために座席を広げられる「ファミリーカウチ」エリアを用意している。

 育児書「母親らしくない母親(原題:The Unmumsy Mum)」の著者でブロガーでもあるサラ・ターナー(Sarah Turner)氏は、「米国では、幼児連れの親が周りの乗客に、耳栓やガム、チョコレートバー、迷惑をかけることをあらかじめわびるかわいらしいメモなどを入れた袋を手渡すこともある」と話す。

 旅行サイト「latedeals.co.uk」の調査によると、英国人の30%が機内に子どもの立ち入り禁止エリアを設けるべきだと答え、大人専用の便に乗れるなら喜んで追加料金を支払うと回答した割合も約30%に上っている。

 ターナー氏は、他人の選択をもっと尊重すべき親もいると主張する。食事の席で自分の子どもがナイフやフォークをドラムスティックのように打ち鳴らしていても平気な親はいるかもしれないが、他の客はそうではないかもしれない。「世の中の全員が自分の人生で子どもを持つ選択をしたわけではない。そのことを肝に銘じるべきです」「単に子どもが嫌いな人もいるし、それはそれで構わない」と続けた。

 幼児には時には非常にうんざりさせられることは確かだ。だが、まだ社会性を身に付けていない子どもたちにより寛容になることは、実は自身の幸せにつながる可能性もある。

 育児書「穏やかでハッピーな幼児(原題:The Calm and Happy Toddler)」の著者で子どもの発育問題の専門家、レベッカ・チコット(Rebecca Chicot)氏は、「いろいろな人間が交ざっていると、皆にメリットがある」と主張する。「他人を支え、教え、世話をするのは、大人として成長する過程の最終段階。自分にとっての安心領域だけにとどまり、自分にだけ構っていては手に入らない見識や忍耐力を手に入れることができます」【翻訳編集】AFPBB News

「テレグラフ」とは:
1855年に創刊された「デーリー・テレグラフ」は英国を代表する朝刊紙で、1994年にはそのオンライン版「テレグラフ」を立ち上げました。「UK Consumer Website of the Year」、「Digital Publisher of the Year」、「National Newspaper of the Year」、「Columnist of the Year」など、多くの受賞歴があります。
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